先日、地域で開催されている認知症カフェに参加してきました。
認知症カフェという名前を聞くと、「認知症の勉強をする場所」「介護の相談をする場所」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
もちろんそういった役割もありますが、実際に参加してみると、それだけではありませんでした。
今回は、認知症カフェで感じたことをご紹介したいと思います。
特養相談員による講義がありました
今回の認知症カフェでは、特別養護老人ホーム(特養)の相談員さんによる講義がありました。
講義では、
- 特養の費用について
- 特養での生活について
- 入所後も家族との交流を大切にしてほしいこと
- ACP(人生会議)の大切さ
などについてお話がありました。
介護施設への入所を考えると、「施設に入ったら終わり」というイメージを持たれる方もいます。
しかし実際には、入所後も家族との関わりは続いていきます。
面会や外出、一緒に過ごす時間など、その方らしい生活を支えるために家族とのつながりは大切なものです。
また、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)についてもお話がありました。
将来、どのような医療や介護を希望するのか。元気なうちから本人や家族が話し合っておくことの大切さを改めて感じました。
お菓子を食べながら地域の方と雑談
講義の後は、お菓子を食べながら参加者同士で交流する時間がありました。
私が座ったテーブルでは、
- 新聞の記事の話
- クロスワードの話
- 天風録の話
- 島根県のお菓子「若草」が美味しいという話
など、さまざまな話題で盛り上がりました。
認知症や介護の話ばかりではありません。
何気ない雑談の中で笑ったり、「そうなんだ」と新しい話を聞いたり。
そんな時間が自然と流れていました。
人とのつながりが生まれる場所
参加者の方のお話の中で、印象に残ったことがありました。
「昔の知り合いと長い間会っていなかったけれど、この認知症カフェで再会して、今では月に1回ここで会うのが楽しみになっている」
そんなお話を聞きました。
認知症カフェというと、認知症や介護について学ぶ場所というイメージがあるかもしれません。
しかし実際には、人と人とのつながりを取り戻したり、新しいつながりが生まれたりする場所でもあるのだと感じました。
地域で安心して暮らしていくためには、介護サービスだけでなく、こうした気軽に人と話せる場所も大切なのかもしれません。
認知症カフェは認知症の人だけの場所ではない
認知症カフェというと、認知症の方や家族だけが参加する場所だと思われることがあります。
しかし実際には、
- 地域の高齢者
- 家族
- 支援者
- 医療や介護の関係者
など、さまざまな人が参加しています。
介護の相談をする人もいれば、誰かと話をしたくて参加する人もいます。
特別な理由がなくても、地域の人と交流できる場所として利用されているのだと感じました。
地域とのつながりの大切さ
介護や認知症の話になると、どうしても「支援」や「サービス」に目が向きがちです。
もちろんそれも大切ですが、人とのつながりも同じくらい大切なものだと思います。
今回の認知症カフェでは、講義を通じて学ぶ時間があり、地域の方との何気ない会話を楽しむ時間もありました。
認知症カフェは、認知症について学ぶ場所であると同時に、人と人が気軽につながれる場所でもある。
そんなことを感じた一日でした。
